地域連携部
地域医療連携課
地域医療連携課には、転入院調整看護師、入退院支援看護師、医療ソーシャルワーカーが在籍しています。院内専門職との連携のほか、地域の医療機関や関係機関との連絡を取りあいながら、入院調整から退院支援までを行う部署です。
場所:協立病院 リハビリ棟1階
対応時間:月~金曜日 8:30~17:30 / 土曜日 8:30~12:30
電話番号:0155-35-3340(直通)
FAX番号:0155-38-5866(直通)
【地域医療連携課 職員体制】
・統括管理者 1名
・社会福祉士(医療ソーシャルワーカー) 2名
・看護師(転入院・入退院支援) 3名
転入院調整看護師は、他の医療機関から転入院のご相談を受けた際に、窓口となって情報収集や転院日程の調整を行う看護師です。安心して当院に来ていただけるよう、病状や治療経過について情報収集するほか、患者さま・ご家族の意向確認なども行います。特にリハビリ目的で転入院される場合には、転入院初期から退院を想定したアプローチを行うため、生活環境の把握なども行います。なぜなら、「できる限り患者さまの望む生活の場へ退院してもらいたい」という“想い”があるからです。転入院のご相談がございましたら、転入院調整看護師までご相談ください。
当院には、一般病棟(急性期)、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病床があり、目的に応じて柔軟な受け入れ対応が可能です。『治療目的』から『リハビリ目的』でのご相談のほか、『レスパイト目的』でのご相談もお受けしております。
当院は十勝管内でも限られた、“回復期リハビリテーション病棟”をもつ病院です。「リハビリを頑張って自宅に退院したい」「自宅に退院するための環境整備に時間を要する」などのご意向や事情がある場合にはいつでもご相談ください。
転入院のご相談がある場合は、まずは地域医療連携課 転入院調整看護師までお問い合わせください。患者様の病状や生活背景によって確認させていただく内容は異なりますが、以下の情報をご準備していただくことでスムーズな調整が可能です。
【ご提供いただきたい情報】
・診療情報提供書
・採血データ
・薬剤情報
・看護サマリー
FAX:0155-38-5866
必要な情報がそろい次第、各専門職と受け入れについて協議を行います。受け入れの可否や日程については、医療機関のご担当者さま宛てに電話でご連絡いたします。
入退院支援看護師は、入院患者さまの病状、治療方針、生活場所の意向などから必要な支援内容を検討し、退院までの支援計画をたてる看護師です。病気やケガがよくなったからといって、問題なく退院後の生活ができるとは限りません。人によっては、生活環境の整備、制度やサービスの利用が必要な場合もあります。そのため、入退院支援看護師は入院初期から患者さまに関わり、退院目標にあわせた支援計画を作成し、スムーズな退院につなげられるようサポートを行います。
退院が困難になる理由は患者さまごとに異なります。病気やケガの重さ、元々の生活状況、経済状況、家族の有無など、治療やリハビリだけでは解決できない問題も多くあるのです。そこで、入退院支援看護師は、患者さまの病状や生活背景から「退院に係る課題」を抽出し、その課題を解決するための支援計画を作成します。その支援計画をもとに、医師、看護師、セラピスト、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどが協働で課題解決に向けた支援を行います。
入院初期から退院支援計画をたてる理由は、入院加療できる期間に限りがあるからです。病棟によっては入院できる“期間”に限りがあり、計画的に社会資源利用調整や環境整備をしなければ、準備が間にあわない場合もあります。制度やサービスのなかには、審査や手続きに時間がかかるものもあります。そのため、入院初期からの準備が必要となるのです。
医療ソーシャルワーカーは、相談支援を行う専門職です。病気やケガが原因で日常生活に戻ることが困難になった患者さまに、制度やサービスの活用をとおして社会復帰支援を行っています。
入院から外来通院されている患者さままで、いつでもご相談いただけます。介護の問題から経済的な問題まで、日常生活上の不安がございましたら医療ソーシャルワーカーまでお気軽にご相談ください。
社会復帰が困難になる要因は、病気やケガをはじめ、年齢や生活環境など患者さまによってさまざまです。経済的な問題、高齢者の介護問題、難病や障害など、患者さまごとに抱える問題や悩みに応じて支援させていただきます。
・高額療養費制度の申請支援
・生活保護制度の申請支援
・介護保険制度・サービスの利用支援
・障害福祉制度・サービスの利用支援
・指定難病の申請支援
・成年後見制度の申請支援 など
これら制度やサービスの利用は、申請してもすぐには利用できないものも含まれます。病気やケガの治療にあわせて、できるだけ早期に準備していかなければなりません。お困りの際は、早期にご相談いただけましたら幸いです。
協立病院所属の医療ソーシャルワーカーは、介護問題に関する支援も幅広く行っています。高齢者の場合、一度の病気やケガによってこれまで同様の生活が送れなくなる場合もあります。もしも自宅生活ができなくなれば、新たな生活の場所を探さなくてはなりません。そこで医療ソーシャルワーカーは、患者さまの身体状況や生活状況、病気の予後から最適な介護サービスの提案を行い、利用につなげられるよう支援します。
介護保険申請、介護保険サービスの利用、ケアマネジャーの選定支援、介護施設入所支援など、患者さまに必要な支援や調整をスピーディーに行います。今後の介護に不安がある場合は、お早めにご相談ください。