先天性股関節脱臼という症状を知っていますか?乳児(主に生後3~4ヵ月の赤ちゃん)で、
- 左右の脚の長さが異なる
- 太もものシワの数やお尻の形が左右非対称
- 股関節が開きにくい
- 膝を曲げた状態で足を開くと音が鳴る
こんな症状がみられる場合、先天性股関節脱臼かもしれません。
おむつ交換などのタイミングで「アレ?」と思う保護者さんが多いようです。
以下の場合には特に、生後3~4ヵ月での健診をおすすめしています。
- 向き癖がある
- 女の子(男の子より多い)
- 家族に股関節の悪い人がいる
- 逆子(骨盤位)で生まれた
- 寒い地域や時期に生まれた(脚を伸ばした状態で衣服でくるんでしまうことが多いため)
日本小児整形外科学会では、歩き始めるまでの赤ちゃんに対して
- 仰向けで寝ているときはM字開脚を基本とし、自由に脚を動かせる環境を作ること
- 抱っこは正面抱き「コアラ抱っこ」をすること
- 頭の向き癖がある場合には、反対方向の足が立膝にならないよう注意することなどを呼び掛けています。
協立病院の整形外科では、先天性股関節脱臼について、エコー検査を実施しています。なお、実際に脱臼が起こっていた場合には、専用の装具を着けての外来治療が一般的です。気になる症状がある場合は、お気軽に「協立病院 整形外科」へご相談ください。
先天性股関節脱臼検査
当院では、超音波による乳児の『先天性股関節脱臼検査』を実施しております。 検査をご希望される方、詳細を知りたい方はお電話にてお問い合わせください。 以下の「ダウンロード」から資料を見ることができます。
診察内容
■股関節担当の整形外科医が診察
■検査は10分程度
■痛み・放射線被曝なし
■乳幼児医療受給者証で窓口負担なし
■赤ちゃんに優しい超音波検査を採用