診療技術部

放射線課

放射線を使ったX線撮影検査、CT検査の他、MRI検査、超音波検査などの画像検査全般を専門に行っています。平成22年4月に厚労省からの通達で、診療放射線技師は医師の画像診断読影の補助を行うことになり、検査画像の結果や、緊急に治療を要する病変がある場合、医師に正しく説明できる様、日々読影技術の向上に努めています。

当院のMRIは1.5テスラの超電導MRI装置で、市内では数施設のみ所有しているうちの病院の一つです。

当課の特徴として
MRI、CT(MDCT16列)、超音波検査は予約枠に余裕を持たせ、緊急性のある場合ほとんど当日に検査を受けることができ、患者さまに喜ばれています。

臨床検査課

臨床検査課は、検査室の中で検査を行うだけでなく、採血、検査値の説明などを通じて、顔の見える臨床検査技師として患者さまに関わらせていただいております。

生理検査においては、北海道内では数少ない振動病検査を行っています。他に心電図、ホルター心電図、肺機能、聴力、サーモグラフィー、ポリグラフ、2013年からは24時間血圧計を導入しました。

検体検査においては、24時間体制で血液検査、尿検査、輸血検査をしています。2012年から細菌検査の一部を病院内で実施し、以前は2日を要した検査が1時間で結果を提出できるようになりました。
患者さまに必要とされる臨床検査課を目指し、日々努力して参ります。

臨床工学課

臨床工学技士とは1987年にできた他の医療資格に比べ新しい国家資格で、医療機器の専門医療職です。
当院では1名の臨床工学技士が常勤しています。

呼吸器、麻酔器、除細動器、内視鏡などの医療機器の保守点検を行い、いつでも安全に使用できる状態にしています。

また、新規導入機器や取り扱いに注意が必要な機器の講習会、新入職員への医療機器に関する指導等を実施し、院内での医療機器安全使用の徹底に努めています。

薬剤課

薬剤課は患者様・入所者様に医薬品が有効・安心・安全に使用されるよう、薬物治療の全てのプロセスに関わっています。

【調剤・注射剤業務】
医師が指示した処方内容を確認後、患者様の状況にあわせた調剤や注射薬準備を行っています

【入院患者様の持参薬管理】
患者様の持参薬を全て確認し、相互作用の有無などをチェックしています

【注射薬混注業務】
クリーンベンチという機器を使用し、無菌的に高カロリー輸液の調製をしています

【医薬品情報管理業務】
医薬品の最新情報を提供しています。

【薬剤管理指導業務】
入院患者様へ医薬品の説明や、使用中の医薬品の効果・副作用有無を確認しながら、薬物療法をサポートしています

栄養課

【栄養管理】
患者さまに適切な食事・経腸栄養・静脈栄養を提供することを目的とし、カンファレンス・回診からの情報や、血液検査・身体計測など様々な視点からモニタリングを行い、最適な栄養管理が行えるよう取り組んでいます。

カンファレンス
NSTカンファレンス、
リハビリカンファレンス、回復期栄養カンファレンス、内科カンファレンス、摂食嚥下カンファレンス

回診など
NST回診、褥瘡回診、整形外科回診、回復期リハ回診、ミールラウンド、MSWラウンド

【食事提供】
医師の指示のもと患者さまの病態に合わせた食事提供をしております。食事内容は患者さまの活動量、食欲、嗜好に合わせて調整を行っています。また、安全・美味しい・楽しい給食を目指して、献立作成やレシピ開発に取り組んでいます。

嚥下食
学会分類2013に基づき、摂食嚥下能力に合わせた食事提供ができるよう対応しております。

学会分類名称 当院での名称
嚥下訓練食品0j、0t 嚥下訓練食
嚥下調整食1j ゼリー食
嚥下調整食2 ミキサー食
嚥下調整食3 ソフト食
嚥下調整食4 分粥食
▶嚥下調整食3:ソフト食盛り付け例
【栄養指導】
当院では外来・入院患者さまに対して医師の指示のもと栄養指導を行っています。症状・状態に合わせて、管理栄養士が栄養相談をしながら、食事療法が食習慣として取り入れられるようその人に合わせた食生活の改善方法を提案します。
【地域・院外活動】
日々の臨床経験を生かし、地域住民を対象にした講話会や、医療従事者を対象とした研修会などで講演を行っています。会場での意見交換や、新たな情報収集を通して当院の患者さまへフィードバックするよう努めています。